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7巻願望

スー先生が7巻で死んでしまいやしないかと時々すごく怖くなります。
ハリー達を背中に庇って命を落としてしまうのではないかと。
いやだいやだ。7巻ごときで先生が死んでしまうなんていやだ!
もちろん話がきれいに終わることを、そしてスー先生の名誉が回復することを
私は望んでいますが、何より先生が生きて幸せになってくれないと嫌です!
はまった当初はそれこそ「スー先生はハリーを庇って死んでいくのだ」
と信じて、そんな悲壮なスー先生像を望んでいたのですが、巻が進むにつれて
先生への愛と心配が過剰になって、「少しぐらいみっともなくてもいいから、
何があっても絶対に死なないで!」と思うようになりました。
ハリーポッターの本の世界が7巻で終わっても、そこですべてが終わるのでは
なく、そのあとも生き続けるスー先生のことを思っていたいです。

願わくば、7巻では、なんとかしてスー先生が名誉を回復して、ハリーがスー先生を敬って「スネイプ………先、生」とか言ってくれて、ダンブルドアが(復活しないまでも)ゴーストになってスー先生の杖の中からスー先生のことを優しく見守ってくれて、ルー先生はスー先生への秘めた想いに気付いて、生き返ったシリウスに呆れられながらもスー先生にアタックして、ヴォルデモートはもう一度赤ん坊のときにもどって、今度は愛情を注いでくれる誰かの家にあずけられて……
そんな平和な結末を望んでいます。
せめてこの半分くらいは叶ってくれないと、悲しくてやりきれません。
(こんなに原作に対して我侭になるとは思いませんでした)

理解されない先生

うおー!
『チャングムの誓い』がますます魔法薬学の世界ちっくになっている。
薬学もえー(←スー先生らぶの末期っぷりに自分でもびっくり…)
何度もすみません好きなんですチャングム…
生徒の成績に『不可』をつけまくるシン先生が萌えです。
周りに理解されない真面目な先生というのはいいですね。

なんだかスー先生みたいで。(やっぱりそれか)
スー先生が他の先生たちみんなから疑われていたって本当ですか。
「スネイプ…私たちみんなが疑っていました…でもダンブルドアが…」
という6巻のマクゴナガル先生のせりふを読んで悲しくなりました。
マクゴナガル先生、自分の教え子だったろうに、疑っていたんですか?
一番スー先生の面倒を見たであろうマクゴナガル先生がこう言うくらいだから
スー先生はダンブルドア以外の誰とも親しくなかったのですね。
(フィルチとはべったりの仲ですから仲はよかったのでしょうか)
信頼されない中で15年間も嫌な思い出の残るホグワーツで
教鞭をとるスー先生の気持ちはどんなだったのでしょうか。

愛の力

「気付かないんですか?スネイプが憎んだ人間はみんな死んでしまう」という言葉、もしかして逆なのではないかということに気付きました。スネイプが憎んだ人間ではなく、ハリーを愛した人間がみんな死んでしまうのです。ジェームズ、リリー、シリウス、ダンブルドア。

もしかして、ヴォルデモートに立ち向かうには、「愛する者の死」という要素が必要なのではないでしょうか?それから得られる闘争心が必要なんでしょうか?それでダンブルドアは自分がむざむざ殺される結末に甘んじたのでしょうか?『ヴォルデモ−ト側』であるスネイプ先生が自分を殺す光景をハリーに見せることによって、ハリーのスネイプへの(ひいてはヴォルデモートへの)怒りが更に高まるように。これは単なる感情の話ではありますが、リリーがハリーを庇って死んだ事が『死の呪文』を跳ね返したということを考えると、ありえそうに思えてきます。

ハリーにあってヴォルデモートにないものは、「愛することができる力」ではなく、「愛するものを奪われた経験」です(ダンブルドアがハリーに語って聞かせた予言の力の話を要約すると)。ヴォルデモートは最初から愛を与えられませんでした。だから奪われようがありません。闇に抗うことができません。そして最後には愛の力を持つハリーに打ち負かされるのでしょう。でもそれだとしたら、ヴォルデモートがあまりに可哀想すぎませんか。
愛されないものが、愛を知らないものが、悪に走って、最後まで不幸せなままだなんて、そんな作品はいやだ。

誰か、誰か、誰か!
彼らを哀れんでほしい。手放しで「かわいそうに」と思ってほしい。
ダンブルドアならそれができたと思います。
でももうダンブルドアは死んでしまった。怒りに燃えるハリーしかいない。
ローリングさんが少しでもそういう目線で7巻を描いてくれますように。
あるいは、読者がそう思えるような描きかたをしてくれますように!
頼みますローリングさん! 悪役にも『愛の力』を。

出先から2

うーわぁ〜〜〜ん。
痛ましくて28章を読んでられません。
最初読んだときとは違って、怒りと憎しみに燃え上がるハリーと対峙するスー先生の描写を読むのがつらいです。
スー先生、ハリーが『禁じられた呪文』を口にしないようにさせているように見えるのですが…
「無駄だ!」とかじゃなくて「やめろ!」って言ってるんですよ。ハリーを攻撃しているデスイーターにも制止の言葉を投げ掛けている。
こんな状況でもハリーを守らずにおれない(ドラコと同じように)ように見えてしまいます。

はあ、しかし29章を読むと脱力する。
「私は年をとりすぎている」というルー先生、同い年ならいいんですか?
やっぱりルー先生はスー先生のことが!(現実逃避)

以下(またもや)トンクスへの暴言につき注意。
あ〜こんな自分がイヤだ…

出先から

休憩ちゅ〜に6巻を読む。
『稲妻に撃たれた塔』の文字を見るだけでつらい。
正直もう読みたくないよー(泣)
でも読まなければいろいろ思い出せん…
自分が、ロケットを取るために液体を飲み込むダンブルドアになったかのような気持ちです。
うえ〜ん