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カラオケ

ハリポタキャラクターでカラオケに行ってほしいなあ。
最初は子供組がたくさん歌って、大人組も感無量な気持ちで
ハリーたちの歌を聴いてるんですが、盛り上がってくると、
シリウスが20年くらい前のヒットソングを熱唱しだします。美声で。
(アズカバンにいたせいで時が止まっているんです)
シリウス:「よしハリー、次はこれを聞かせてやるぞ!
これも当時相当流行ってな〜。おじさんすごく上手かったんだぞ」
(有無を言わさず予約)

ハリー:「う、うん……(ぐったり)」
とか。
ルー先生はにこにこしながらほかの人が歌うのを聞いていそうです。
自分にマイクを渡されると無難なところを歌って、場を白けさせません。
スー先生も歌は上手そうです。でもなぜかスー先生が歌うと場がシーンと
静まり返ってしまうので(『盛り上がる上手さ』ではないというか…)
しらふでいる間はなかなかマイクを持ってくれません。

大人組だけのカラオケではもちろんお酒も入ります。
ルー先生:「ピンクレディ一緒に歌わない?」
スー先生:「………」(リモコンを奪い取ってピンクレディーを予約)
酔っぱらって、振り付けしながらピンクレディーを熱唱してほしいよー!
でも翌日になると記憶がないスー先生。
ルー先生が「一緒にピンクレディを踊った仲じゃない」と言うと
「おかしなことを言うな!!」とか言われちゃうんです。
せつない。

必要な役割

6巻を読んでるとハラがたってしかたがありません。
いかに「ハリーしかヴォルデモートを倒せない」かというのがせつせつと語られているからです。
いいじゃないか、ハリーがヴォルデモートを殺さなくても。
ヴォルデモートなんかほっとけよ!
そしたらスー先生もこんなに苦しまなくていいんだよ。
闇を討つべく運命付けられた(ダンブルドアは言い方をかえただけ)ハリーを守るために危険なダブルスパイの役割をになうこともないし。
ハリーはむりやり愛を持たされて、ヴォルデモートに立ち向かうべく仕向けられているような気がします。
ダンブルドアの、ハリーポッターという世界の、そういうところがイヤだ。
スー先生もハリーも魔法界という社会の被害者のよーな気がします。
かたや英雄に仕立て上げられ、かたや裏切り者に仕立て上げられる。
そういう点では通じ合っているなあ。
以前Blood+Sugar+Sex+Magikのゆきぽんさんが翻訳された『If You Are Prepared』という海外スネハリファンフィクションを思い出します。

愛憎

HarryPotterの主題は『愛と憎しみ』なのかな〜と思います。
しかも、愛担当:ハリー憎しみ担当:スー先生っぽいかんじ。
ハリーはリリーに愛されることで生き残って、愛するものを奪ったヴォルデモート・スー先生を憎むことが闇を討つ動機になっているし、
スー先生はジェームズを憎むことで闇に溺れ、ハリーに憎まれることで退路を断っているような気がする。
スー先生の心の平安というものはあるのでしょうか。
誰かスー先生を愛してくれ…。
ダンブルドアが死んでしまったいま、一体誰がスー先生を信じて/許してくれるというのでしょうか。

愛憎どろどろ劇は好きですが、原作で読むのがこんなに辛いことだとは。

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