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ドラコ

今作はとにかくドラコが痛ましかったです。
6巻のあとドラコはどうなっちゃうんでしょうか。
今はスー先生と一緒ですよね?
どうかどうか悪いふうに変わってしまいませんように。
ダンブルドアを前に杖を降ろしたときのままでいてくれますように。
だってドラコは誰も憎んでないんですよ。
ただ追い詰められてるだけです。
自分を殺すと、家族を殺すと、苛まれていただけです。
捨て身になっていただけです。
ドラコがダンブルドアを殺せなかったのはそのせいです。
人殺しに踏み切れないことは弱さではありません。

あれだけハリーに勝ちがたっていたクィディッチをほうり出して、
授業も試験も監督生の座も放ったらかして、彼こそこの言葉を抱いて
いたのではないでしょうか。
『僕は利用されたくない』と。

さて、破れぬ誓いについてですが…
「自分の子供を守ってくれ」と言われ、スネイプはドラコを守ります。
自分を庇護してきたダンブルドアを殺して、憎まれながら嫌われながら、
憶病者と罵られながら。
この筋書きをどこかで見たことがあります。
ジェームズ・リリーの子供であるハリーとスネイプの関係です。
(直接この夫妻から言われたのかどうかはわかりませんが)
「ハリーを守ってくれ」と言われ、スネイプはハリーを守ります。
自分を庇護してきた闇の陣営をふりほどいて、裏切り者と罵られながら、
恥知らずと罵られながら。
スネイプ先生がダンブルドアを殺したのはドラコの代わりですよね。
ドラコがヴォルデモートに殺されないように自分が手を汚したのです。
形や陣営は違えど、スネイプ先生のこういう面が見られたことは
嬉しいことでした。
スネイプ先生が命をかけた(破れぬ誓いを結ぶことによって)のは
ドラコのためなのでした。
じゃあハリーはどうなるのだという話です。
ああああ早く続きが読みたい。
納得いかない話だったら捏造するぞ。(やっぱりするんじゃん)

若先生

序盤の「15年もホグワーツにいて…」(うろ覚え)という台詞を見て…

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ホグワーツに就任したばっかりの若先生。ぴちぴちの20歳です。
こんなに若い教授はホグワーツ始まって以来じゃないでしょうか…
自分と同じ時分にホグワーツに在学していた後輩が教え子になるんですよ。
もちろん教え子の中にはスー先生が学生時代どんなだったかを知ってる
子もいたろうし、例のあの人が『生き残った男の子』に打ち負かされて
スー先生には(学生時代のような)「闇の魔術」という後ろ楯がなくなった
ということを知っている子もいたろうし、
『おい!スニベルス!』とか調子に乗って軽口叩いて大減点されたり
罰則くらったりした子もいたんでしょうね。

それに比べればハリーたちが入学してきた時分なんて、だいぶ平和で
落ち着いてきた頃だったんだろうなあ。
スー先生の知り合いもみんな卒業しちゃってるし、生徒の顔ぶれも
入れ代わってるし。

スー先生は嫌われることに慣れていそうです。
なのにハリー相手だと猫なで声を出したり激怒したりする先生がかわいい。
ハリー相手以外には結構アッサリ対応してそうなのに。

2章のスー先生

スー先生が格好いいよーー!!!
嬉しいです嬉しい嬉しいよー!
ローリングさんによる本家本元のスネイプ先生の流暢な喋り!
ハリー相手のように激する事なく、シリウス相手のように顔を歪める事なく
冷静にソファにかけてベラに対してスパッと返答するスー先生!
読んでてすんんごく気持ちいいです。
同人スー先生と原作スー先生が重なった感じで嬉しいよーー(大げさ)

語っている内容は限りなく怖いことですが…
最後まで読まないことには何とも言えないです。
でも、確かにスー先生の言うことも納得できるんですよね。
私は「スー先生は1巻のときのようにハリーをしぶしぶ守ってやっている」
という思い込みを前提にスー先生像をとらえてましたが、
この弁明のように、例のあの人のスパイとしてダンブルドアを騙して
ホグワーツで教鞭をとっていたなんて、考えてみれば確かに
そんなことがあってもよさそうですよね。
ハリーは5年間スー先生に守られていたのではなく、
スー先生の手中にハリーが5年もあった、という捉え方から
物事を考えるのもおもしろいです。
普通の(スー先生萌えじゃない)人は、このスー先生のびっくり発言を
読んでどう思ったのかなあ。
「やっぱりね~」と思ったのかな。
私はびっくりしましたよ。そして、これこそがヴォルデモートを欺くための
演技ならどんなにいいかなーと思っています。
スー先生に『闇の帝王の言葉は法律ですぞ』だなんて言ってほしくない。
この人は裏切り慣れてる人だと思うので、こんな忠誠心溢れる言葉を
(いまさら)声に出して言ってほしくないです。
そしてやっぱりいい人だと思っていたいです!

しかしスー先生は腹心役がめちゃくちゃ似合いますね。
使役されるだけのデスイーターのイメージでしたが、こんなふうにトップと
近しいところにいるスー先生もかっくいいなあ。
スー先生の過激な吐露にびっくりしながらも、でも嬉しくてしょうがない
自分がいます。
スー先生が登場して嬉しい。大好きだなあ。

っていうかカルカロフとうとう死んでしまったのですね(泣)
死ぬ前にもういっぺんくらい動いて喋ってるところを見たかった!
でもスー先生から彼について語る言葉を聞けただけで幸せです。

ぎゃーぎゃー

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ルー先生を描いていると癒されます。
シリウスとスー先生のけんかを描いていると癒されます。

口論の元はルー先生が手にしている脱狼薬の味です。
ニガくてもひどい臭いでも、脱狼薬を作ることができるのはスー先生1人
という優越感。うへへ♪
ルー先生愛されてますね〜;(いや愛されてないからあの味なのか?)

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