リリーの子供だから/ジェームズの子供だからというのを差し置いてもスー先生はハリー個人を愛していたと思っています。
自分で選択したようで実のところはダンブルドアに仕組まれた道を歩んできたハリー、悲劇の結末が待ち受けているとは思いもよらないハリーに、自分の境遇を重ねて無意識な憐れみの感情を抱いていたんじゃないかと。
そんなハリーを結局は死なせなければならない、守ることができないと知ったときのスー先生はどれほどつらかったんだろうか。
だから最後の瞬間にハリーを目の前にして、ハリーに何か伝えようとしてたと思ってたんですよね。
でももしかしたら何も伝えるつもりはなかったのかな。
自分の秘密は墓まで持っていくつもりだったのかな。自分の身を削ってリリーへの贖罪を続けていたことを。本当は死んでしまいたいくらいつらかったことを。
ただ緑の瞳を前にして感情と記憶がこぼれでるのを押さえることができなかっただけなのかな。
I'm sorryでもForgive meでもなくLook at meって、ほんとにただリリーに対して向けられた一言だったのかな。
ハリーとスー先生はついに繋がらないままだったのか。
ハリポタはハリスネの物語だと思うのでリリーへの想いで〆にしたローリングさん(「僕を見て」だし松岡さん?)にいまいち納得がいかないです。